購買力平価説(その2)
現実には為替レートの絶対水準がどれぐらいになるべきかのベンチマークになる指標は購買力平価ぐらいしかないので、為替市場が購買力平価を完全に無視して動いていると考えるのは適切ではないと考えられる。
~FXトレーディングを経済学に基づいて理論的に考える~
現実には為替レートの絶対水準がどれぐらいになるべきかのベンチマークになる指標は購買力平価ぐらいしかないので、為替市場が購買力平価を完全に無視して動いていると考えるのは適切ではないと考えられる。
ここで、取り扱うのは購買力平価説(Purchasing Power Parity, PPP)である。これは各通貨で同じ財(のバスケット)を購入する場合に必要となる金額を計算して、その比率で為替レートが決定すると考える方法である。