閑話休題:銀行とFXトレーディング
為替のトレーディングをビジネスとしている企業の代表格は銀行だろう。そのため、銀行のディーリング(トレーディング)業務がどのようなものであるかを知ることが個人投資家のトレーディングを考える上で重要であると考えられる。
~FXトレーディングを経済学に基づいて理論的に考える~
為替のトレーディングをビジネスとしている企業の代表格は銀行だろう。そのため、銀行のディーリング(トレーディング)業務がどのようなものであるかを知ることが個人投資家のトレーディングを考える上で重要であると考えられる。
回帰分析の説明。
3次スプライン補間(キュービックスプライン補間)の数学的な説明。
数学的な補間処理の方法はいくつもあるだろうが、基本的に利用するのは以下で紹介する線形補間とスプライン補間であり、この2つを使いこなせればほとんどの場合で困ることはないと考えられる。
他の通貨についても同様に計算すると以下のようになる。最初にPLN(ポーランドズロチ)、BRL(ブラジルレアル)、RUB(ロシアルーブル)、TRY(トルコリラ)は以下のとおりである。
主要通貨に関しては購買力平価と市場の為替レートについて、一定の乖離は当然あるもののある程度の関係性があることがわかった。では、エマージング通貨ではどうなるかということをみていこう。例として、ZAR(南アフリカランド)とMXN(メキシコペソ)を見てみよう。
現実には為替レートの絶対水準がどれぐらいになるべきかのベンチマークになる指標は購買力平価ぐらいしかないので、為替市場が購買力平価を完全に無視して動いていると考えるのは適切ではないと考えられる。
ここで、取り扱うのは購買力平価説(Purchasing Power Parity, PPP)である。これは各通貨で同じ財(のバスケット)を購入する場合に必要となる金額を計算して、その比率で為替レートが決定すると考える方法である。
このブログでは、(筆者の趣味である)FX取引で利益を獲得することを目的として、経済理論や取引手法について研究したこと、及び、それに関する考察を記述していく。